Wembleyから東京ドーム メタルゴッドとのコラボもあったBABYMETALの2016年を振返る

2年前、2016年のBABYMETALを振り返ってみる。

4月1日 2ndALBUM「METAL RESISTANCE」発売

4月2日 日本人初のWembley Arenaでの単独コンサート

4月4日 NHK特別番組「 BABYMETAL革命 〜少女たちは世界と戦う〜」放送

4月5日 米TV「THE LATE SHOW」出演

4月20日&21日 スタジオコーストにてTHE ONE限定ライブ

4月22日 テレビ朝日「ミュージックステーション」出演

5月4日~7月18日 WORLD TOUR 19公演

   AP MUSIC AWARDsにてロブ・ハルフォードと共演 YUIMETAL&MOAMETALギターを披露

7月24日~8月21日 国内4大フェス出演

8月6日~8月25日 白ミサ 6公演

9月19日&20日 東京ドーム2DAYS

12月5日~12月18日 レッド・ホット・チリ・ペッパーズUKライブオープニングアクト 8公演

  レッチリライブにBABYMETAL乱入

  チャドによるSU-METALへのサプライズハッピーバースデー

メイトにとって本当に忙しく、しあわせな年であった。

特に4月のALBUMの発売から9月の東京ドームの5ヶ月半は怒涛の忙しさ。

数えてみたらたった5月半の間に行ったライブの数は34回である。

いや、NHKの特番もあったし、テレビ朝日「ミュージックステーション」、アメリカの番組に出演しライブを披露しているので、あわせると37回となる。

詳細を少しずつ思い出してみたい。

 

3月29日 METAL RESISTANCE フラゲ

2ndアルバムの発売の案内は前年の12月に横浜アリーナで開催されたライブだった。

2月下旬から3月にかけて少しずつ情報が解禁。

プロモーション活動としてBABYMETALは沢山の雑誌に登場した。

表紙を飾ったものも多数ある。

YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2016年 05月号
シンコーミュージック (2016-04-09)
雑誌への登場はWembleyArenaライブのレポートも続き、メイトの本棚が一気に充実した期間でもあった。
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イベントも多数開催。
たったひとりの選ばれしメイトがメイトを代表してニューアルバムを訊くことができるというTHE ONE Exclusive Event ONLY THE ONE OF THE ONEも開催された。
いまだに選ばれたS-MASAMI-METALが実在するのか、彼がBABYMETALに会えたのかは謎のままである。

4月1日の発売に先駆け、3月29日に全国でフラゲ販売が行なわれた。

METAL RESISTANCE

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渋谷タワレコでは深夜0時より出陣式という名の特別販売会を開始。

私も名古屋から駆けつけ、近くのカラオケボックスで聞き、感動を共にした。

初回限定盤に入っていたメトロックのDVDも感動的だった。

渋谷タワレコではバーチャルリアリティが体験できる『BABYMETAL “METAL RESISTANCE”EXHIBITION』も開催された。

他にもKARATEのPVが出てきたり、配信になったりもした。

とにかくこの時期は新情報を追いかけるのに必死であった。

4月2日 Wembley Arena

直前の3月12日に開催のX Japanに続いて日本人アーティストとしては2番め、日本人女性アーティストとしては初めてのWembley単独公演となるはずだったのが、X JapanのメンバーPATAの緊急入院によって、公演が中止。

BABYMETALが日本人アーティストとして初めての単独公演となった。

JTBからパックツアーもあったことで、日本からも沢山のメイトがLONDONはWembley Arenaに訪れた。

事前物販は長蛇の列で、さばききれず、中には5時間以上並んだというのに売切れで欲しいものが買えなかったという人もいた。

コンサートは出島を使ったもので、エンドステージに奥に3人が現れたかと思ったら出島からホンモノのBABYMETALが登場するという演出で驚かされる。

紅月で炎の中、SU-METALが走る姿、Catch Me If You Canでの影絵などが印象深い。

画像がよくないのは私がiPhoneで撮影したものだからだ。

どこのポジションがベストか迷ったが、出島の前のポジションをキープした。

日本各地でのZeppでの同時刻でのライブビューイングも開催。

早朝からの上映にも関わらず、満員。

THE ONEでは日本のライブ会場の様子が流れ、まさにTHE ONEとなった。

海外メイトの発案により、THE ONEの時のピットでは世界各国の国旗があがった。

3度のテレビ出演

アメリカはNew Yorkで撮影されたThe Late Show、NHK特番、ミュージックステーションと4月に3つの出演があった。

New Yorkで撮影されたThe Late ShowはWembleyからすぐのスケジュール。

BABYMETALは当然、LONDONからNew Yorkに飛んだ。

追いかけるメイトの数人は飛行機を取り直して、New Yorkに飛んだが、費用が馬鹿高くなるため、断念したのが今でも悔やまれる。

ミュージックステーションはそもそものBABYMETAL枠の観客数が少なかったためスタジオで見れた人はほとんど知らないが、NHKの特番ライブには沢山の“若い”メイトが参加、番組にも映り込んでいる。

テレビでは放送されなかったライブ前後のBABYMETALの3人の様子の報告に悶え、歓喜。

ミュージックステーションではYUIMETALがお菓子をもらったエピソードを披露している。

4月20日&21日 APOCRYPHA – Only The FOX GOD Knows –

2016年までのBABYMETALは海外ツアーに行く前に日本国内でTHE ONE限定でリハーサルライブを行うと言われていた。

チケットが当たらない人が多かったが、私は幸運なことに二日目に当選して行くことができた。

はじまるまでに雨に降られた記憶がある。

5月アメリカ東海岸ツアー

5月4日New Yorkからはじまったアメリカ東海岸ツアー。

6つの単独公演と2つのフェスに出演した。

ギミチョコでYUIMETAL、MOAMETALのふたりがアメリカで人気のチョコレートのパッケージを持って見せたり、多分、ブリング・ミー・ザ・ホライズンの影響をうけてのメギツネで観客を座らせたりといったアオリが試された。

BABYMETALといえば赤のパニエ、ハイソックスだったが、2016年からは黒が多く、露出が減っている。

6月ヨーロッパツアー

スイス、ドイツ2公演のた単独ライブ、ウィーン、オランダ、UK、フランスで開催の4つのフェスに出演。

ドイツのライブ会場は熱気が強く、その影響か、この頃必ず行なわれていたアンコールがなかった。

ドイツ2公演目のシュトットガルトの待機中に大雨に降られた。

UKのDownload Festivalでも雨に降られ、開演が30分遅れるハプニングがあった。

更に翌日にパリで開催されたDownload Festivalでは前日のUKで機材が雨に濡れた影響か開演が再び30分遅れてしまった。

開始前、KOBAMETALがステージに現れ、モップでステージにたまった水をはいていたのはこの時だ。

 

Download UKの前日にはKerrang Awards 2016の授賞式に出演。

SU-METALのスピーチ中にMCが下品な茶々を入れ、非難をあび、その後謝罪するということもあった。

7月アメリカ西海岸ツアー

シアトル→サンフランシスコ→ロサンゼルスと西海岸を南下しながら単独公演3つをこなした後、シカゴオープンエアに出演した後、コロンバスで開催されたAP MUSIC AWARDsに出演。

AP MUSIC AWARDsではジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードとコラボ。

PAINKILLER、Breaking The Lawの2曲をSU-METALがメタルゴッドと歌うという豪華ぶり。

Breaking The LawではYUIMETAL、MOAMETALがギターを披露した。

メタルにとって歴史的な瞬間である。

ライブの様子はAmazonMUSICによって同時配信された。

私は何も考えず最前真ん中にいたため、映ってしまっている。

国内4大夏フェスと白ミサ

4月UK、5月アメリカ東海岸、6月ヨーロッパ、7月アメリカ西海岸と怒涛の攻撃を仕掛けるBABYMETALとそれを追いかけるメイトに帰国後も休みはない。

7月18日のAP MUSIC AWARDs は日本時間では7月19日。

どんなに早く帰国しても20日以降になるというのに、24日は新潟県の苗場スキー場で開催されたFUJI ROCKにBABYMETALは出演。

疲れを見せないパフォーマンスを見せた。

この年はメタルレジスタンスエピソード4ということで、4つの国内フェスに出演。

茨城県で開催のROCK IN JAPAN、北海道石狩で開催のRISING SUN、大阪で開催のSUMMER SONICと夏の間は毎週末はどこかのフェスに出ているという状況だった。

もちろん4つともに行っている物好きな私であるが、特に大変だったのは北海道のRISING SUNでお盆時期のために飛行機代金も高かった上に、BABYMETALの前に登場したONE OK ROCKがBABYMETALとは違った異常な盛り上がりぶりで、今までに感じたことがない圧縮でつらかった。

パックツアーのスケジュールで最終日は朝まで会場で過ごさなければいけなくなったのだが、北海道とは真夏なので大丈夫だろうと、軽装で夜を迎えたところとんでもない寒さで、椅子を倒して、風よけにして寝たことが忘れられい。

SUMMER SONICではソニックステージのヘッドライナー。

9曲1時間のライブで観客を魅了した。

この頃はアオリを色々と試していて、SUMMER SONICでは観客にウェーブをさせたが、私の個人的な感想ではあまりうまくいかなかった。

8月はフェスに週末に出演しながら、平日には白ミサが6回開催。

今までは男性限定イベントでのコープスペイントのドレスコードがこの年からは参加者全員とハードルがあがった。

9月 東京ドーム

当初は9月19日の1DAYだった東京ドームライブだったが、20日に追加公演が行なわれることになり、2DAYSとなった。

チケットはArenaがTHE ONE限定、スタンド席は一般発売もされた。

20日は平日ということもあって、なかなか売切れにならなかったが、最終的には2DAYSともにソールドアウトとなった。

初日のオープニングで発表されたのは2日間、同じ曲は2回やらないということ。

久しぶりのおねだり大作戦も披露された。

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この頃はBABYMETALの物販も盛んで、54000円のマイクロラゲージや、68000円のミニアローも発売になっている。

3月のアルバムのフラゲ発売からはじまり、怒涛の5ヶ月半だった。

Red Hot Chili Peppers UK TOUR オープニングアクト

WembleyArenaからはじまり、東京ドームまで夢のようなWORLD TOURを完遂したBABYMETALの次なる展開は何なのか?!

注目の中、意外な発表がされた。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズのUK TOURにオープニングアクトとして参加するというのである。

続いてメタリカ、ガンズ・アンド・ローゼズ、KORNのオープニングアクトをつとめていくことになる。

FUJI ROCKに出演していたレッド・ホット・チリ・ペッパーズがBABYMETALのライブを見て、出演をオファーしたとのことだが、この後のBABYMETALは少し迷走をはじめた気がしている人は多い。

近い将来、あれは今日の日のためだったんだと思える日が来ることを期待してやまない。