チケットぴあの抽選システムの考察【これが答えだ!】当選UPの方法

チケットぴあをはじめ、イープラスやローソンチケットなどの応募の抽選。

この抽選によって、行きたかったコンサートに行けたり、行けなかったりと私達は生活、娯楽は左右されてしまうことがあります。

抽選のシステムは公開されていませんが、ひとつの結論に達しましたので、ご紹介します。

教えて頂いたVAGABOND-METALさんはじめ、ヒントを頂いた方々ありがとうございました。

多くの人が思っている抽選方法

SS席 S席 A席 の募集で、第3希望の席種まで応募ができる場合。

第1回抽選

SS席→第1希望でSS席に応募の中から抽選。

S席 →第1希望でS席に応募の中から抽選。

A席 →第1希望でA席に応募の中から抽選。

 

第2回抽選(定員に達してない場合のみ実施)

SS席 →第1希望落選で第2希望でSS席に応募の中から抽選。

S席 →第1希望落選で第2希望でS席に応募の中から抽選。

A席 →第1希望落選で第2希望でA席に応募の中から抽選。

 

第3回抽選(定員に達してない場合のみ実施)

SS席 →第1希望第2希望落選で第3希望でSS席に応募の中から抽選。

S席 →第1希望第2希望落選で第3希望でS席に応募の中から抽選。

A席 →第1希望第2希望落選で第3希望でA席に応募の中から抽選。

 

とこんな感じではないでしょうか。

私もそう思い込んでいました。

しかし、この抽選方法では決して起きないことがBABYMETAL  WORLD TOUR2018 in JAPANで起きました。

 

BABYMETAL  WORLD TOUR2018 in JAPANでの不可解な抽選結果

今回の席種は4種類、話をわかりやすくするために後方シートはなくして、3種類だったとします。

また他の公演の応募は影響しないので1公演内の話でご紹介します。

席種
超モッシュ
モッシュ
シート

Aさん
第一希望 超モッシュ
第二希望 モッシュ
第三希望 シート
→第二希望のモッシュ当選

Bさん
第一希望 シート
第二希望 モッシュ
第三希望 超モッシュ
→第三希望の超モッシュ当選

上の多くの人が思っている抽選方法ではBさんが第三希望の超モッシュで当選したということは第二希望の抽選が終わってもまだ超モッシュが定員に達してなかったということ。

それならば第一回の抽選で第一希望を超モッシュにしていたAさんは当選していなければならないということになります。

最初に考えたのは希望順位を撤廃してランダムに選ぶということでしたが、それはそれで混乱しますし、システムで抽選を行う以上、やはり希望順位はなんらかの形で加味されるはずです。

上記の抽選方法とは違う抽選方法が行なわれている、行なわれたことは間違いがないところ。

それがどういったものかわからず、混乱したことをTwitterに投げかけてみたところ、教えて頂き、最初は納得いかなかったのですが、ありうるなということになりましたので、ご紹介いたします。

 

チケットぴあの抽選システムの考察

考えられるチケットぴあの抽選のシステムをご紹介します。

各応募に対して作業順位がつけられる

システムが各応募に対して作業上の順位がつけられます。

Aさん、Bさんに対してシステムは以下の通りに作業順位をつけたとします。

Aさん
第一希望 超モッシュ → 2番
第二希望 モッシュ → 1番
第三希望 シート →1番

Bさん
第一希望 シート →6番
第二希望 モッシュ →9番
第三希望 超モッシュ→1番

他の方にも同じように作業順位がふられます。

それを規模順位→作業順位の順番にソートした結果、以下の通りとなりました。

(希望順位-作業順位)で書いています。

わかりやすくするために数は極端に減らしています。

選出 超モッシュ モッシュ シート
1回 1-1 2-1 Aさん
1-1
2回 1-2 Aさん
2-2 1-2
3回 1-3 2-3 1-3
4回 1-4 2-4 1-4
5回 1-5 2-5 1-5
6回 2-1 2-6 1-6 Bさん
7回 2-2 2-7 2-1
8回 3-1 Bさん
2-8 2-2
9回 3-2 2-9 Bさん
2-3
10回 3-3 3-1 3-1 Aさん
11回 3-4 3-2 3-2

希望順位-作業順位です。

Aさんは赤。

Bさんは青。

選出を開始

1回目から選出を開始、当選を決めていきます。

 

第一回抽選でAさんは早々と第二希望のモッシュが当選決定です。

同一公演の複数当選はなし、先に選出されたものが優先。

ということで、Aさんの第一希望の超モッシュはこの時点で無効となりました。

 

回数 超モッシュ モッシュ シート
1回 1-1←当選 2-1←当選 1-1←当選
2回 1-2←無効 2-2←当選 1-2←当選
3回 1-3←当選 2-3←当選 1-3←当選
4回 1-4←当選 2-4←当選 1-4←当選
5回 1-5←当選 2-5←当選 1-5←当選定員
6回 2-1←当選 2-6←当選 1-6←落選
7回 2-2←当選 2-7←当選 2-1←落選
8回 3-1←当選 2-8←当選 2-2←落選
9回 3-2←当選 2-9←無効 2-3←落選
10回 3-3←当選 3-1←当選 3-1←落選
11回 3-4←当選 3-2←当選 3-2←落選

更に抽選が進み、第5回の抽選で、シートが定員いっぱいになったとします。

シートのそれより下位の応募は全員落選決定となります。

 

第8回の選出でBさんの超モッシュの当選が決まります。

この考えのシステムですと、不可解と思った逆転の当選もありうることになります。

Bさんは第二希望よりも第三希望の超モッシュの方が抽選順位が上位だったため、第二希望よりも第三希望での当選となったということです。

 

同時に他公演も実施

今回はわかりやすく1公演だけの話として書きました。

実際は他の公演も同時に抽選。

BABYMETALの日本ツアーで言えば2公演当選が出たら、それ以上は当選しなかったと思われますので、2公演当選と同時に他の公演の応募は消去されるなどの処理がされたかと思われます。

更にその他の要素も加えていかなければなりません。

例えばこれまで3回連続で当選している人は作業順位が下がる。逆に3回連続で落選している人は作業順位があがるといったこともあるかもしれません。

操作はなく偏りがあっただけ

どうしても不可解な当選結果、落選結果を見てしまうと、運営側、システム側の操作を疑ってしまいます。

今回は特にそれが顕著。

第四希望の超モッシュで当選したり、4公演応募したら神戸ばかりが当選したりはなんだよ~となってしまいます。

 

それは操作というよりも応募に偏りがあったのが理由。

今までの他のチケット抽選でも同じ抽選システムが使用されていたにも関わらず、そこまで偏りがなかったため気にならなかったということが今回、露見したということになります。

 

今回の偏りは以下の通りでしょうか。

 

・幕張の応募に比べて、神戸の応募が少なかった。

→結果、4公演応募した人は神戸で当選することが多くなる。

 

・超モッシュ+モッシュが定員割れをしていた

→第一希望第二希望だけで定員に達するだけの応募がなく、第三希望以下の人にまで超モッシュ、モッシュの当選が出た。

 

・シートの定員が少なかった。

→一般発売もあるため、シートの定員が応募者に比べてかなり少なく、第二希望以下の超モッシュ、モッシュの当選が出た。

どのような応募がいいのか?

もし本当に上記のような抽選方法が行なわれているとしたら、私達はどのように応募したらよいでしょうか?

希望はかけるだけかく

とにかくどこの席種でもいいからチケットを当てたい場合は希望はかけるだけ書いた方がいい。

第二希望、第三希望の抽選で当たる可能性もあるので希望はたくさん書いた方がいいということになります。

公演を複数希望順位にかける場合も同じです。

単願で当選率はあがらない?

複数の応募をするよりもひとつだけ応募した方が当選しやすいと考えがちです。

しかし、上記のシステムだとその配慮はありません。

あるのはそんなに希望してなかった第二希望以下が先に当選してしまうということだけ。

が、もしかして、単願だと作業順位があがるというアルゴリズムがないとは言い切れません。

人気がなさそうなところを第一希望にする

とにかくどこでもいいから行きたい場合は人気がなさそうな公演、席種を第一希望にすることで当選率は確実にあがるといえます。

複数枚よりも1枚の方が当たりやすいがそれほど意味はない

複数枚応募できる公演、席種の場合、上記のシステムで当選を与えていく場合、1枚の方が優位になるのは最後の1枚の当選を決める時だけです。

最後の1枚なのに2枚で応募の人が選出された場合は2枚の人は落選、下位の1枚応募の人が当選ということになるでしょう。

しかし、かなりレアケースなので意識する必要はない気がします。

まとめ

とにかくステージの近くで見たい私は第一希望を超モッシュにして応募、結果、第二希望の通常のモッシュで当選でした。

Twitterを見てみると第四希望の超モッシュで当選していた人が戸惑っていて、私のモッシュとあなたの超モッシュを交換して欲しい!と正直思いました。

この感情が、操作だといった運営側の悪意があったというような思考になってしまうのですが、実は厳正なる抽選は本当に厳正で公平なんではないかという結論です。

しかし、作業順位が割り振られる時点で、いつも作業順位が高い人、低い人とが出てくるわけで、そこに運、不運が出て来ます。

それを不公平と言えば不公平にはなりますね。