BABYMETALの『封印』って結局なんなんだ

BABYMETALが10章にわたるMETAL RESISTANCEを終え、『封印』されました。

2021年10月11日0時に配信されたのはTHE ONEの動画。

メッセージなど何もなく『封印』期間に突入するのではないかと予想されている方が多かったので、この動画の配信はかなり驚いたのではないでしょうか。

撮影場所は武道館。

どうやら武道館10公演の最中に撮影されたようです。

最近のMVはライブを撮影したものか、BABYMETAL本人が出演していないものだったりしたので、これはかなり異色。

スモークがあり、客席のひとつひとつにはライトが置かれて点灯。

かなりこだわりを感じます。

しかし、この動画の出現により、『封印』の解釈がまたひとつ難しくなったのも事実です。

今回はそんな『封印』について現状わかっていること、疑問点などをまとめてみました。

8月3日 突然のお告げ『封印』

以前にも記事にしましたが、BABYMETALから『封印』の言葉が出てきたのは8月3日の夜8時でしたね。

それもオリンピックの日本サッカー準決勝、スペイン戦のキックオフと同じ時刻です。

なぜこんなタイミングで『封印』なんて重要なことを言いだしたのでしょうか。

前回の記事にもまとめた通り、BABYMETAL10周年のイベントが10 BABYMETAL YEARS SPECIAL CONTENTSではおさまりきれないだけのスケジュールがあり、10 BABYMETAL YEARS LEGEND MAPを出したかったのではないかと思っています。

翌日の8月4日の正午に10周年をまとめた本「10 BABYMETAL LEGENDS」が発売されるとこ、HMV渋谷でEXHIBITIONが開催されることが発表になりました。

コールマンやESPのコラボグッズの発売の発表もありましたよね。

『封印』という言葉で我々の注目を集め、飢餓感を高める販促活動と思ってて、ああ、これは来年になったら『封印』はサクッととかれて出てくるでしょうとのんきに思っていたんです。

が、その後のKOBAMETALの本に書いてるある事、実際にKOBAMETALのトークを聞いた印象ではどうも様子が違ってきました。

「BABYMETALが戻ってくるのは1年後か5年後か10年後になるかわからない」

「アルバムなどの制作もしていない」

「予定はなにもない」

などの発言もあった記憶があり、そうなると『封印』はもっと長いんじゃないかという気がしてきたのです。

KOBAMETALは『封印』を含めて、すべて予定通りMETAL RESISTANCEは進行され、完結したといったことを繰り返していました。

20201010は何を予定していたのか?という質問にも、コロナがなくても予定通りだったと言ってました。

それはないとは思いますが、素直にメッセージを受け止めて欲しいということなのでそれならばそれでいいでしょう。

しかし、『封印』が決まっていたとしたら、武道館のチケットを売る時に、また武道館の最中に言うべきですよね?

最中ではパニックになるかもしれないと思ったとしたら、武道館10DAYS終わった直後に言うべきでしょう。

それは販促活動というだけでない何かある気がしてしまうのは勘ぐりすぎでしょうか。

考えられるひとつはMETAL RESISTANCEは終わったからしばらくライブはないよとメッセージを出したつもりが、我々メイトが理解していない感じなので、もう少し強めに言っておこうかということ。

もうひとつは思っていたよりもライブをやれない期間が長引きそうな理由ができて、『封印』と8月に言い出した説です。

あくまでも私の想像ですが。

それについては後ほど記したいと思います。

THE ONEのMVは最高クォリティだった

これは海外の人が封印について分析しているのを見て納得したのですが、もしBABYMETALが活動停止。

それも人気が凋落してが理由だったとしたら、こんなクォリティのMVは作成しないだろうと書いてありました。

まったくもって納得です。

ライブ映像のTHE ONEにメッセージつけておけばいいようなものです。

最後に長い階段を登っていくSU-METALとMOAMETAL、三つの魂が宇宙に飛んでいく姿。

そしてあの長い階段を登っていく途中でSU-METAL、MOAMETALが振り返った姿が新しいアー写になりましたよね。

ところでこれって、どこかで見たことがありません?

そう、昨年の12月に発売になったパネルのポーズ違いのようなのです。

https://www.asmart.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?pid=10027376

ということはBABYMETALはこの一年、『封印』に向けて撮影をしており、準備をしていたとも言えるではないですか。

当初はもしかして『封印』って言葉を使用するつもりはなかったかもしれませんが、METAL RESISTANCEの完結は着々と進められていたといっていいでしょう。

まぁ、組織としては当たり前のことかもしれません。

 

このTHE ONEのMVとアー写によって、封印後のライブ、BABYMETALのロケットスタートは確定されたと私は感じました。

あのMV見たら、『封印』がとかれた最初のライブに絶対行きたいと思います。

どんなBABYMETALになるのか気になって仕方ありません。

時間が経てばファンが減り、忘れられてしまうという心配をされている方もいましたが、もし仮に『封印』がとかれるのが十年後になろうとも、BABYMETALの再スタートは大きなニュースとなり、今ファンでなかった人たちもBABYMETALの復活を見届けてやろうと復活ライブのチケットはプラチナになるはずです。

このクォリティの高いMVが出たことによって、復活は近いと分析された方もいると思いますが、私はちょっと違って復活が盛り上がる約束を得るための先手をうったものと思っています。

逆にこれだけのものを出してしまって、封印を数ヶ月でといてしまった方がBABYMETALのブランドを傷つけることにならないかと思うんですよね。

まぁ、私はかなりひねくれているのですいません。

封印がとかれるのはいつ?

では『封印』がとかれるのはいつでしょうか。

BABYMETALは封印についてライブの予定がないと言っています。

一番最後のKOBAMETALのメッセージとなったヤングギターのインタビューでも「「しばらくの間ライヴはお休みですよ」っていうことを丁寧にというか特別にアナウンスしたんだ」と書いています。

ご存知の通り、BABYMETALは半年活動しては半年休むようなグループです。

2018年12月9日のオーストラリアのフェスの出演から2019年6月28日の横浜アリーナのライブまで半年以上姿を見せなかったこともあります。

もちろん、我々の前に姿を見せないだけで、アルバム制作をしていたり、ダンスや歌のレッスンをしているということもあるでしょう。

普通に考えて、半年休む人が、しばらく休みますと言ったらどれぐらいと思いますか?

それも4月15日から姿を見せてないのに、10月11日スタートみたいな言い方をしているのも気になります。

 

違う見方をしてみましょう。

『封印』します。しばらくライブの予定はありません。そしてあの感動的なTHE ONEのMVを見ました。泣きました。

さて、どれぐらいで復活したら我々は一番最高の待ってましたになるでしょうか?!

数ヶ月だったら、嬉しいのは嬉しいし、ライブは行きますけど、えっもうってなりませんか?

そういう意味ではちょうどは2年なんじゃないかなぁと思ってます。

 

BABYMETALはMETAL RESISTANCEを目的に掲げていましたが、最近ではLEGENDをおしています。

今後の使命は伝説、LEGENDを築いていくこと。

LEGENDになるには一年で復帰では足らない気がしちゃうんですよね。

BABYMETALの課題

さて、BABYMETALが『封印』をといて次のライブを行うための課題はなんでしょうか。

大変お節介で大きなお世話な話ですが、ファンとしては気になるところです。

3人め問題

YUIMETALの脱退以降、新メンバーが入ることはなく、DARK SIDEのお姉さん方やアベンジャーズなどのサポートダンサーという変速システムでMETAL RESISTANCEは乗り切ってきました。

THE ONEのMVでも三つのMETALの魂という言葉も出てきましたし、魂も三つ飛んでましたよね。

やはりBABYMETALといえば3人組であるというのは大切にしていると思われます。

そうなると解決方法と問題は以下の通りではないでしょうか。

①新メンバー加入

SU-METAL、MOAMETALというビジュアルレベルがかなり高い3人めとなると誰が来ても見劣りしてしまいます。

また人気がいまでもあるYUIMETALのポシジョンとなるため、アンチもうまれがち。

それを圧倒できるだけの実力、人気を持つ人というのは人材としてかなり難しいものがありそうです。

 

アベンジャーズは画期的なアイデアであり、また鞘師里保という才能を入れたことでBABYMETALっておもしろいことするぞと思わせてくれました。

鞘師里保、岡崎百々子、藤平華乃は既に違う活動に入ってしまっていますし、過去のBABYMETALから見ても、再びこの三人が呼ばれる、そのうちの誰かが呼ばれるということはないと思われます。

そうなると新アベンジャーズという考えも出てきますが、アベンジャーズというMETAL RESISTANCEの最後の印象的なシステムを新たな章で利用するとは考えにくいものがあります。

何かおもしろい新たなシステムを想像してみるのですが、私の頭ではとても思いつきません。

 

一番盛り上がるし、一番しっくり来るのはなんと言ってもYUIMETALの復帰。

それはもう伝説になります。

アミューズにいまだに残っているので期待はしてしまいますよね。

しかし、4年も姿を見せていないYUIMETALが我々が期待しているようなビジュアルでパフォーマンスができるのかは正直怖いものがあります。

ライブ活動の制限

BABYMETALといえばライブが盛り上がることで知られています。

屈強なメタラーたちがモッシュをし、ウォール・オブ・デスをし、サークルをつくって走りまわる。

クラウドサーファーも多数発生。

そんな今までの盛り上がってきたライブを封印。

武道館で凄いステージを作りあげたBABYMETALですが、やはり従来のピットが盛り上がるライブが基本ですよね。

これが出来ないとなると、活動は難しい。

海外ではフェスも再開され、ピットの光景も以前と同じようになってきています。

2021年のツアーに関するライブ・ネイションからアーティストへの通達内容が厳しい。ギャラは20%削減など

しかし、以前ニュースにあった通り、海外でライブができるようになれば以前のように活動ができるということにはならなさそうなお金の問題があります。

ライブネーションは「飛行機代&宿泊費:アーティストが全額負担する」といった条件の変更をしているとか。

その他、ギャラも減り、キャンセル時の扱いも厳しくなっています。

アメリカでフェスが開催されるとしても、BABYMETALが日本から行ったら赤字になるということも起きうるというわけです。

またコロナによって、出入国に時間もかかるし、書類も増えたことでしょう。

体調不良はないけれどもPCR検査をしたら陽性になって出演ができなくなってキャンセルせざるを得なくなるという可能性も出ています。

キャンセルについても以前よりも厳しい条件がつけられているようですね。

解決方法の一番簡単なのは以前書いたとおり、日本のBABYMETALではなくアメリカのBABYMETALになり、神バンド、スタッフもすべて現地の人にすることですね。

今後の展開を考えたら、マーケットの大きいアメリカに移住、移籍する可能性は十分ありそうな気もします。

アイデアの枯渇

これはあくまでも私の想像力、知識がないだけだと思いますが、BABYMETALってこれ以上どう展開していいかわかりません。

まぁ数年前から同じこと思ってたんですが、その後、アベンジャーズ出してきたり、METAL GALAXYでは色んな音楽との融合を試みたりとそのたびにこんなこともあったんだぁと感動してしまったんですが、もうないんじゃないですか?

ギミチョコ2022とか、オトナのおねだり大作戦とか、ド・キ・ド・キ☆モーニングOL編とか出さないですもんね、BABYMETALは。

メンバーの個人的問題

現在SU-METAL23才、MOAMETAL22才。

他の同年代のアイドル、アーティストなどを見ると、病気などでグループ活動が継続できなかったり、恋愛問題が話題になることがあります。

BABYMETALの場合、よいのか悪いのかプライベートな話題が一切出てきませんが、ふたりの体調が万全でない可能性もなくはありません。

特にMOAMETALは難聴が話題になったこともありますが、その後治ったのでしょうか。

8月3日に突然『封印』の言葉が出てきた時に一番に私が思ってしまったことは実はコレ。

メンバーにしばらくライブができない事情ができたのではないかということです。

これ以上は想像しても下衆になるだけなので自粛します。

MOAMETALはかなり優秀で、進学していると言われている大学の学部の偏差値を見てビックリしたことがあります。

MOAMETALのビジュアルと学力、愛嬌ならばアナウンサーという道もある気がします。

もしかして近々、キー局の新規採用アナウンサーの名前に菊地最愛の名前があったりしないのかと思ってたりするんですよね。

その内定が決まって、MOAMETALのかわりも見つけなければいけないからライブしばらくできないね。

じゃあ『封印』って可能性もなくはないかと。

勝手におじさんが妄想と期待で暴走している状態だとは思っていますが。

封印期間中のメンバーの個人活動はあるのか?

かなり以前からSU-METAL、MOAMETALともに個人活動をして欲しいなぁと思ってきました。

SU-METALがBABYMETAL以外の歌をうたってるの聞きたいし、MOAMETALがBABYMETAL以外の服を来て、髪型してるところ見てみたいじゃないですか。

普通の年齢なりのことを話すのも聞いてみたい。

『封印』となり、それを期待する声も高まっていますね。

しかし、最近になって、個人活動はないのかなと思いはじめています。

まず理由としては、鞘師里保、岡崎百々子、藤平華乃のアベンジャーズもBABYMETALで踊っていたことを言えないという状態。

となると中元すず香、菊地最愛としてメディアに出ても、BABYMETALのSU-METAL、MOAMETALと言わないということが予想されます。

そうなると誰なの?ということになりますし、メディア側も扱いにくい。

それを解禁してしまえばいいのにとも思うのですが、それを今からするならば、アベンジャーズも既に解禁されているでしょと思ってしまいます。

元々さくら学院時代は隠してなかったわけなんですから、別にいいじゃんと思うのですが、難しそうですよね。

またSU-METAL、MOAMETALとして活動すればとも思いますが、そうなるとBABYMETALの封印ではなくなってしまいます。

私というか、多分皆さん同じと思うのですが、中元すず香、菊地最愛が個人活動をしないのは、KOBAMETALによって咎められているからと思い込んできましたが、ほんとうにそうなのかなと最近思い出しています。

個人のSNSはなく、BABYMETALのメンバーがナマの声で話す機会はほとんどないのはKOBAMETALの演出ではなく、KOBAMETAL、SU-METAL、MOAMETALの総意な気がするのです。

SU-METALはBABYMETALのメインボーカリストの意識がかなり高そうですよね。

勝手にそう思いたいだけかもしれませんが。

だからこそ体調管理もばっちりして、ライブを休むことなく、こなしているイメージです。

また残念ながら適応障害という病気になり、乃木坂46を卒業することになったお姉さん中元日芽香を間近で見ていて、無理してはいけないということを本人も周りも気にかけている気がします。

BABYMETALのバリューがあがることならば個人活動もするかもしれませんが、マイナスになる可能性があるならば遠慮しそうです。

MOAMETALも同様です。

そしてやらないんじゃないかと思う理由のひとつは、個人活動する気だったら、今までもやりたいですと言えばやれた環境だったんじゃないかと思えたからです。

実はKOBAMETALのトークを聞いて、かなり印象がかわりました。

もっと勝手にSU-METAL、MOAMETALを謎の理論でどやしつけてるオジサンかと思ってたら、普通に物分りがよさそうな話を聞いてくれそうな気がしたのです。

騙されましたかね?

そもそもあれがKOBAMETALかどうかもよくわからないところはありましたが。

まとめ

総合すると、BABYMETALは『封印』をライブの予定がないという特別なお知らせだと言っていますが、私は活動停止だと思っています。

活動停止や引退してもすぐに再結成したり、復活したりするグループも多数いる中、BABYMETALなりの表現が『封印』なんだと解釈。

メンバーもスタッフもいやになって休むわけじゃない。

またやりたい意思はあるのだということを我々ファンに表明したということじゃないでしょうか。

今後は機運が高まり、メンバーの意思が揃い,これならいけるというアイデアが固まったところで、活動再開になるということでしょう。

今は次のライブだけでなく、その他の予定もないのではないといったことも言ってたのが真実でしょうか。

ただ『封印』とはとくためにあるものなので、いずれその使命を果たすために出てくることは間違いありません。

しかし、心配するのはその時のBABYMETALは我々が思っているBABYMETALなのか、ということです。

 

『封印』を迎えた時、すごく寂しい気持ちになるかと思いましたが、意外とそうでもなく、爽やかな気分でした。

2015年1月の新春キツネ祭りにはじめてライブに行ってから、海外を含めてたくさんのBABYMETALライブに参戦。

好きになってから終わりは近いと思って追いかけてました。

正直あきていて、惰性で行っていた時期もあります。

一番に思うのは嫌いになって終わらなくてよかったということです。

たくさんの楽しい時間を最後はケンカ別れして嫌いになって終わりたくないじゃないですか。

DARK SIDEがはじまったカンザスシティのライブを見た時の私の感想は「また好きになれるかなぁ」でした。

結局、好きのままでMETAL RESISTANCEを終えられたことにほっとしています。

 

このブログもBABYMETALの専用のものなので、BABYMETALに動きがなければこれが最後の投稿になるかもしれません。

戯言におつきあいいただきまして、ありがとうございました。