【鞘師里保 藤平華乃】アベンジャーズとは何なのか?【3人目は誰?】

BABYMETALの2019年EPISODE8が6月28日の横浜アリーナライブよりはじまりました。
誰も予想をしなかったアベンジャーズという設定。
新曲やアルバムリリース日はいろんな形で漏れてしまったというのにアベンジャーズという名のサポートメンバーが登場することはステージに出るまでわからず衝撃でしたね。
冒頭、「選ばれし勇者」と紹介された3人のサポートダンサーが登場。うち1人が2人のメンバーに加わって、3人がステージに上がる。SU-METALがセンターで歌い、MOAMETALとサポート役のダンサーが左右で踊る。三位一体の基盤のかたちが復活したのだ。サポートダンサーには元人気アイドルらが加わっており、公演ごとに1人が日替わりで登場するという。
日本経済新聞 ベビメタ、メンバー脱退乗り越え3人体制復活より
このアベンジャーズについて今回は確認、考察していきます。
YUIMETALの穴をどう埋めるのか?
BABYMETALは、2017年12月のSU-METALの二十歳を祝うLEGEND-SよりYUIMETALが不在を続け、2018年10月19日、BABYMETAL公式より脱退発表。
YUIMETAL不在の間はサポートメンバーが2人参加、4人という変速の体制(日本公演は7人)。
定番ロゴのクラッシュロゴさえ使わず、DARK SIDEと位置づけ、それまでのBABYMETALとは違う形のBABYMETALで活動していました。
その間にもファンの間には3人のBABYMETALを望む声が大くあがってましたよね。
YUIMETALが抜けてもBABYMETALは3人であって欲しいという声もよく耳にしました。
そんなファンからの要望を受けたのか、2018年12月のシンガポール&オーストラリアのツアーでは平井沙耶さんがサポートに加わっての3人のBABYMETALが帰ってきました。
そして2019年。
特集が組まれた雑誌PMCをはじめ、各メディアではBABYMETALはふたりであることが強調されていました。
ファンの間でも期待を含め、2019年7月28日の横浜アリーナは何人のBABYMETALがステージに現れるのか意見がわかれるところでした。
こちらは横浜アリーナライブの2ヶ月前のアンケートの結果をまとめた記事です。
BABYMETALは3人体制を選んだ
横浜アリーナの紙芝居後、私達観客の目に飛び込んできたのは白装束の3人の女性の姿でした。
顔はマスクをしていて見えませんが、髪型はポニーテール、ツインテ、赤いシュシュのようなものも見えます。
BABYMETALは3人で行くんだ!という宣言に思えました。
ではSU-METAL、MOAMETAL、もうひとりは誰なんだ?
いまだにYUIMETALの復活を願っている人も数多くいる中、いきなり正式新メンバー加入はかなり厳しいものがあるぞと思っていたところ、上記の通りの3人のサポートメンバー(アベンジャーズ)がいて、そのうちの1人がステージにあがるということが発表されました。
アベンジャーズ1号は鞘師里保さん
横浜アリーナ初日に登場したのは元モーニング娘。の鞘師里保さんでした。
BABYMETAL運営がライブ中にサポートメンバーを紹介することもなく、観客全員がこれは誰なんだろう?と思いながら、見ていたはずです。
鞘師里保さんに似ていると思った方もそれなりにいたようですが、確定となったのはメディアから出された画像の腕のほくろが鞘師里保さんのものと一致したことでしたね。
そして深夜0時、スポーツ新聞のWEBが、BABYMETALのライブに鞘師里保さんが登場したと報じました。
その後、面を外した元モーニング娘。鞘師里保(20)がサプライズで登場し、MOAMETALとともにキレキレのダンスでステージを盛り上げた。新生ベビメタとして今年初のライブでもあり、ボーカルのSU-METALは「みんな会いたかったよー!最高の日にしようね!」と声を張り上げた。
ベビメタ新体制で初単独公演 元モー娘鞘師も登場 日刊スポーツ
[2019年6月29日0時0分]
これは日刊スポーツがスクープしたというよりもBABYMETAL側のプレスリリースを元に記事を書いたものと思われます。
BABYMETALがまた動き出したとしては十分インパクトのある内容でしょう。
鞘師里保さんとは?
SU-METALこと中元すず香さんの一学年下。
同じアクターズスクール広島でレッスンや発表会をしていた幼馴染。
YouTubeなどには動画も残っています。
中元すず香さんのお姉さん中元日芽香さんとも旧知の仲。
2011年に9期生メンバーとしてモーニング娘。として参加。
2015年12月をもってモーニング娘。を卒業。
実力者が揃うモーニング娘。の中でもダンス、歌ともに歴代トップクラスだったと言われています。
話題性、インパクト、実力、そしてBABYMETALとの関係性においても申し分ない存在が鞘師里保さんと言っていいでしょう。
グラストンベリーフェスティバルという大舞台にも出演したのは鞘師里保さんで、そのままO2アカデミーブリクストンライブ、ポートメッセなごや初日ライブにも出演しました。
アベンジャーズ2号は藤平華乃さん
横浜アリーナ二日目に登場したアベンジャーズはさくら学院の現役生徒会長藤平華乃さんでした。
藤平華乃さんはさくら学院が一回限りの重音部を2018年に復活した時も参加していますね。
左のMOAMETALポジションが中学2年生の藤平華乃さんです。
この時、たまたま私も観に行っていて、生でパフォーマンスを見ることができたのですが、さくら学院の人たちってこんなにダンスがうまく、こんなにBABYMETALを再現できるんだと感激したものです。
さくら学院の卒業生、在校生の中からBABYMETAL加入もあるのではないか?!という話になると必ず名前が出てくるのが在校生の中では藤平華乃さんでした。
藤平華乃さんの年齢問題
パフォーマンスとしては申し分ないですし、エキゾチックな顔立ちは海外では受けそうな気もします。
しかし、藤平華乃さんの抱える大きな問題として年齢があります。
2004年8月28日生まれの現在14歳。
労働基準法により、義務教育期間中の原則として午後8時から午前5時までの就労が禁止となっているからです。
藤平華乃さんが出演したのもライブ終了が早い横浜アリーナ公演2日目とポートメッセなごや2日目でしたね。
今後もアベンジャーズとして活動することを考えていくとかなり制約が出てきます。
サマーソニックのBABYMETALはヘッドライナーが予想され、20時移行の出演と思われますし、海外まで長期に帯同させていくのも厳しいものがありそうです。
またさくら学院の活動もあります。
生徒会長という重職のため、BABYMETALの活動を優先するということもないでしょう。
8月4日にBABYMETALが出演する台湾のフェススーパースリッパもさくら学院出演の東京アイドルフェスティバルがあり、そちらを優先すると思われます。
2014年はMOAMETAL、YUIMETALがさくら学院の最上級生で、MOAMETALが生徒会長をつとめながら、東京アイドルフェスティバルに出演せず、LADY GAGAのサポートアクトのBABYMETALの出演を優先したということがありました。
藤平華乃さんの場合、サポートメンバーの一人のため、さくら学院の活動があればさくら学院を優先することでしょう。
アベンジャーズ3号は誰か?
鞘師里保さん、藤平華乃さんの二人のアベンジャーズに共通するアベンジャーズの条件を見ていきましょう。
アベンジャーズの条件
ダンススキルが高い
MOAMETALと対を成して踊るのはそれなりのダンス経験がないとできないことですよね。
また一曲だけでなく、1時間以上を踊り続けられる体力も必要です。
舞台経験がある
1万を超える観客の前で踊る3人のうちの1人。
どれだけダンスがうまくても舞台経験がそれなりにないと任せられないと思われます。
BABYMETALと関係がある
鞘師里保さん→SU-METALと幼馴染
藤平華乃さん→BABYMETALの出身であるさくら学院の現役生徒会長。SU-METALもMOAMETALも生徒会長でした。
なんらかのBABYMETALとの接点があり、物語を感じる人が選ばれていまつぃ。
年齢はSU-METALよりも年下(1998年以降生まれ)
身長はSU-METALとMOAMETALの間ぐらい
どこかの主役である(だった)
アベンジャーズはそれぞれが映画で主役をつとめたヒーローが一同に集合する映画。
鞘師里保さんはモーニング娘。のエースもつとめていましたし、藤平華乃さんはさくら学院の生徒会長です。
となるとグループのエースをつとめた経験があるということも条件になるのかもしれませんね。
いろんな人に思いつく人を聞いてみましたが、ズバリこの人というのが出てきません。
名前があがった人を書き出してみます。
田口華さん
さくら学院出身の中でも田口華さんを推す声をよく聞きます。
さくら学院ではMOAMETALと同期ですし、卒業後参加した虎姫一座ではエースです。
ダンススキル、舞台経験も申し分ありません。
虎姫一座も8月から活動休止になるため、BABYMETALへの参加も可能。
Twitterの過去ツイートを消去、髪も長く、黒髪にしたことで可能性が高まったと言われましたね。
身長がSU-METALよりも高いのがバランス的によくありませんが、可能性が高い一人です。
新谷ゆづみさん、日髙麻鈴さん、岡崎百々子さん、麻生真彩さんなどその他のさくら学院の卒業生
さくら学院から既に一人出ているので、アベンジャーズの設定としては違うグループの方が望ましいといえるでしょう。
さくら学院の現役生
森 萌々穂さんは熱心なSU-METALファンだと聞きます。
さくら学院からもうひとりとなると少し安易過ぎるのかなという気もしますね。
中元日芽香さん
SU-METALのお姉さんですが、体調不良で乃木坂46も卒業したという経緯からも可能性はほとんどないかと思います。
身長もSU-METALよりも少し高いですね。
平井沙耶さん
シンガポール&オーストラリアでサポートをつとめた平井沙耶さん。
バランス的にもダンススキルも申し分ないのですが、知名度が低く、各グループのエースという点がマイナス。
また鞘師里保さん、藤平華乃さんと来てインパクトも薄いですね。
田口華さん同様、虎姫一座のメンバーとして4月から活動していますが、8月からは活動が休止になります。
YUIMETAL
いまだにYUIMETAL復帰を願う声が相変わらず根強くありますね。
アベンジャーズという設定からひとりはYUIMETALなのではないかという淡い期待を抱いてしまいます。
しかし、よくよく考えたら、YUIMETALが出られる状態であればアベンジャーズなどという設定など不要。
そのまま出演したらよいだけですよね。
MIKIKO先生
東京オリンピックなどお忙しそうでしょうし、これはネタでしょう。
北澤豪さんの娘
横浜アリーナに北澤豪夫妻が花を出していたことで名前があがるようになりました。
調べても目立って芸能活動をしている様子は出てきません。
また、もし仮に3人目のアベンジャーズだとしたら、シークレットの存在。
それを親が会場に花を出し、またスタッフがそれを観客が見える場所に置くとは考えられませんね。
単純にBABYMETALのスタッフと個人的に親しくしている、お世話になっていて花を出したと思われます。
他にもグループを脱退してダンス経験、舞台経験が十分ある人として、ももいろクローバーZの有安杏果さん、乃木坂46の西野七瀬さん、欅坂46の長濱ねるさんなどの名前もあがりましたが、BABYMETALとの関係性はほぼなく、現実味がありませんね。
他にはMOAMETALの友達のMOMOKAさん、北村優衣さんなども可能性はあるかもしれません。
3人目は決まってない説
メインのサポートは鞘師里保さんで、出られる時に藤平華乃さんが出演。
3人目は実はいまだに決まってない。
今回の日本公演には出なかったのではなく出せなかったと考えている人もいます。
3人のうちの誰かが出るという設定、鞘師里保さんの出演まで決まり、藤平華乃さんの出演は決まったものの3人目はいまだオーディション中ということです。
もしくは決まってはいるが、まだ舞台にあげるだけのクォリティに達してないので上達待ちということもあるかもしれません。
内部のことはわかりませんが、十分有り得ることでしょう。
CHOSEN SEVENがそうだったように、最後は3人目を出してくるとは思いますが、11月のさいたまスーパーアリーナまでお預けかもしれません。
アベンジャーズ3人目は意外な人かも?
2018年にサポートダンサーとして19回のBABYMETALのライブに出演した佃井皆美さんはアクションを得意とする女優さんです。
経歴を見てもダンサーとして舞台にあがったことはなさそう。
それを考えると、芸能界には普段は女優さんだったり、違うジャンルで活躍しているものの実はBABYMETALのサポートダンサーがつとめることができるだけの実力者がいると言えそうです。
今の段階でも3人がバランスよく同じ回数だけ出演するわけではないということがわかっていますので、3人目はかなり意外な大物で、どこか1回限りのゲスト出演ということもあるかもしれません。
また1回限りの出演ということであれば、現役で人気グループの一員である人だって可能性があります。
例えばPerfumeのひとりが1ライブだけ出演なんてこともなくはないかもしれません。
まとめ
誰がステージに出てくるかわからない。
これは昨年のEPISODE7でしたかったことなのかなという気がします。
、
今考えると、YUIMETALの体調面が優れないため、出れないことがある。
その時に急遽の代役というわけではなく、はじめからの決まりごととして代わりの人が出るためということまで考えていたのかもしれません。
しかし、実際はYUIMETALが出演することはなく、結果、アメリカ、ヨーロッパのツアーはすべてSU-METAL、MOAMETAL、佃井皆美さん、MARUさんの4人でステージをこなし、最後の日本公演は7人で行うということになりました。
今回はその設定を引き継ぎ、YUIMETALの穴を埋めようということではないでしょうか。
このまま設定が浸透していけば、正式メンバーには誰も入れず、常にYUIMETALポジションはサポートで行っていくのではないかという気がしています。