DETROIT公演鑑賞【BABYMETAL WORLD TOUR2016観戦記】
朝、6時前にホテルをチェックアウト。
歩いて5分のホリデーインに行き、仲間と合流して、Uberで空港へ。
何回か書いたが、今回ほどみんなで協力して移動などをしたことはない。
非常に心強いが、旅としてはいかがなだろうか?
自分で券売機でチケットを購入、地元の人に教えてもらいながら、なんとか公共交通機関で移動するのが旅の醍醐味だったりもする。
でも、この旅の目的はBABYMETALのライブを目撃していくことなので、楽するところは楽せねば続かない。
10時7分の飛行機に乗り、デトロイトに移動。
デトロイトでは飛行機に乗り合わせた別の仲間とイギリス人のオマイツと一緒にUberに相乗りしてホテルに移動。
自然と協力体制ができていくのが楽しい。
ホテルに荷物を預けた後、歩いて3分の会場へ。
すでに沢山の人が並んでいる。
ほぼ全員が前日のシルバースプリングのライブも鑑賞した人たちだが、深夜にレンタカーを飛ばす組の到着が早い。
今回のツアーの中で、デトロイトがかなり危険らしい。
なにかのデータによると南アフリカのヨハネスブルグよりも危険なのだとか。
まさか、アメリカの有名な都市がそんなわけないだろうと思ったものの、ホテルの部屋から見えた風景が恐怖を物語っていた。
経済破綻し、街が死にかけているのだ。
これはいかん。
地元の人たちからも、帰る時は集団行動した方がいいなんてことを言われる。
だからこそ、歩いて3分のホテルを選択したのだが、それでもみんなで歩いて帰った方がいいそうだ。
ライブ会場の前は、デトロイト・タイガースの球場。
今回の案内、特に変更はない。
この東海岸ツアーは長い。
13日間で、6回の単独、2回のフェスがある。
前半は日本のゴールデンウィークということもあり、沢山の会社勤めの日本人が来ていた。
前半ほどではないが、後半だけ行くという人もなんにんかいる。
私のような自営業者で、時間が許す人の中で、ほとんどすべて行くという人が何人か。
自虐的に自分たちのことを廃人と呼んでいる。
しかし私の常識としてあり得なかったのが一回帰国して、また来るという人だ。
話を聞いていくと、前半に来て、一度帰国して、また来たという人が3人もいた。
2人は仕事という話だったが、1人はさくら学院のイベントが間に入るに違いないと見込んでチケットを取って、アテがはずれてただ帰国しただけだという。
BABYMETALに興味がない人からしてみたら、私がやっていることがクレイジーに見えているかもしれないが、私からしたらその方がよほどクレイジーだ。
さて、入場もスムーズに行き、今回はドセンの2列めを選択した。
今回のセトリ。
http://bmparadise.blog.jp/archives/59862782.html
13. Road of Resistance
2曲目のドキドキモーニングがいいね!に変更。
ヤバッ!がなくなっている。
今回のツアーでは音漏れがかなりあり、特にフィラデルフィアは音漏れのレベルではなく、普通に場外スピーカーで流してるぐらいに盛大に聞かせてくれていた。
その中で今までセトリになかった、「いいね!」が聞こえてくることがあった。
サウンドチェックでも「いいね!」やることもあり、仲間の間では、きっと調子をはかるにはちょうどいい曲なんだということになっていた。
個人的にはドキドキモーニングは大好きだが、せっかく、現在のオトナな全体が黒の衣装とあってない気はしていた。
だいたいドキドキモーニングはお立ち台に寝転ぶところがあり、黒だと汚れが目立つんじゃないかと余計な心配もしていた。
ヤバっ!がなくなっていたのは後から知った。
気がついた人は新曲があるのかと期待していたそうだ。
ところでせっかく、ドセン2列めといういいポジションをキープしたにもかかわらず、撮影した写真かことごとくダメだった。
理由はわからない。
とにかくピントが甘い、シャッタースピードが遅いのだ。
手ブレしていたのか、全体に照明が暗かったのかもしれない。
傑作らしい写真はない。
そんな中でもドセンでしか味わえない写真もあった。
メタ太郎の時のSU-METALのキツネレーダーが私を探しているところだ(笑)
うーん、ピントは甘いが・・・いい。
このデトロイトではBABYMETALは大きなチャレンジをした。
ギミチョコの後半で、コールアンドレスポンス、そして下がってみんなで一斉にジャンプさせるというブリング・ミー・ザ・ホライズンがやっていたことを取り入れたのだ。
正直、突然過ぎて意味不明で、写真もうまく取れてなかった。
その時もドセン2列めにいた私は「えっ?! ギブミー、ギブミ!って言えばいいの?」。
下がって、座れって言われても後ろが下がってくれないから座れないよぉという感じ。
終演後、仲間と話をした時は、『スベッタ』という言い方をされていた。
私もそう思っていた。
もしかして、デトロイトの一回だけかもなぁと言う人もいた。
この時に驚いたのはゆいもあが実際に存在するチョコレートのパッケージをあげたことだ。
スニッカーズと日本では馴染みのないチョコレートのもので、アメリカでは一番ポピュラーなチョコレートらしい。
若い時に放送作家をやっていた私からしたら、かなり違和感を感じた。
宣伝?と思わざるを得なかったのだ。
もしかしてCMが決まってるの?と頭をよぎったが、だとしたらあざとすぎてダメだとの意見も聞いた。
CHOCOLATって書いたパッケージ出せばいいのにあえて具体的な商品名を出した意味はなんだろうか?
単純にその国、その地域の代表的なチョコレートだから、今後他の国に行ったら、その国で人気のチョコレートになるという人もいたが、よくわからない。
なんにしろ、今までのBABYMETALにない演出なだけに、なにか企みがあると思えて今後が楽しみだ。
そうそう、東京ドームはモッシュッピットを作れないので、会場を盛り上げるためにコールアンドレスポンスを今から練習しているという人もいて、妙に納得させられた。
来ている人の中には長年の音楽通の人、業界関係者もいたりするので、どこかに真実があるのだろう。
終演後は危険ということもあったが、やはり名残惜しく、近くのパブで少し飲んで食べて、みんなでホテルに帰った。
モッシュッピットにいた観客。
最後はノリノリで、物販に直行!