サーフ時はバッグをしっかりチャック!ユトレヒト初日【BABYMETAL WORLD TOUR2018観戦記】
6月4日オーストリアのインスブルックから、6月5日オランダのユトレヒトと続くBABYMETALのライブは発表から移動に頭を悩ませた。
車では約930キロ所要時間9時間以上。
電車では夜行がなく10時間以上。
飛行機はこの曜日は直行便がない。
現実的な選択肢としては、インスブルック空港からフランクフルト経由でアムステルダム空港に行くというもの。
かなり値段が高いのがネック。
ドイツのミュンヘン空港まではバスなどで3時間なので、そこからアムステルダム空港に飛ぶというのが一番リーズナブルであるが、会場到着は午後になってしまう。
他にはひたすらレンタカーをとばす、スイスのチューリッヒの空港に行ったという人たちもいた。
結果、このレースで早かったのは夜間、交代でレンタカーを走らせた人たち、レンタカーでミュンヘン空港に行き、早朝の飛行機に乗れた人たちだった。
私はフランクフルト経由を選択。
ディレイがあったこともあって、整理番号では24番目だった。
アムステルダム空港からユトレヒトは電車で一本、30分ほどと便利。
会場のTivoliVredenburgはユトレヒトの駅から歩いて7分というところでこれが近代的な建物で過去最高と言っていいほど素敵な会場だった。
外観はこちら。
中もキレイで、ロビーなどが広くて快適だ。
7時開場、8時オープニングアクトのDreamstate開演、9時BABYMETAL開演というスケジュール。
5時半頃にTHE CHOSEN ONEから入場開始。
入場とともに事前物販が買える。
更にクロークは無料、コインロッカーも2EUROであった。
待機中も目の前にバーがあって飲み物は買えるし、トイレもある。
申し訳ないがインスブルックとは大違い。
更にインスブルックよりもチケット代金はかなり安い。
ただし、物販は徹底されておらず、1アイテム2点までという制限がなくなり、すぐにヨーロッパ限定Tシャツは売り切れた様子だった。
さて、このユトレヒトの会場は発表があった時から狙っていたポジションがある。
画像を見てわかる通りのステージと同じ高さからはじまる左右の階段席だ。
あちこちの国内、国外のライブ会場に足を運んできたが、この階段席ははじめて見る。
特にステージと同じ高さということが大変珍しい。
入場すると、最前も端ならば行けたが、私は上手の階段の最前を確保した。
今回のステージの内容だとなるべくセンターで見る方がいいとは思うが、まぁ、インスブルックまでに散々見てたという贅沢な気分もあり、上手の階段の一番前を陣取った。
いつものステージの前の幕が設置されるとその幕の真横という位置で、ステージと客席が同時に観られるという贅沢さ。
幕で本来見ることができないステージの動きが見ることができるぞと興奮していたが、特に珍しいものは見えなかった。
このポジションの最大の楽しみは上手にあおりに来てくれること。
特にSU-METALは長いこと眼の前に来てくれて、最前とはまた違った景色を見ることができて大感激。
彼女と同じ高さの位置に立っているということが何より貴重な経験となった。
なんてこのポジションを大絶賛しているものの、観客席も斜め前からよく見える位置。
ピットが楽しそうに見えて仕方がない。
2018年版の衣装をコスプレしてきた女の子がピットで疲れ果て、階段にあがってきたので、彼女と代わるようにRORがはじまるところてピットに飛び込む。
大人げないと思うのは、そういう時はどうなってもいいぐらいの気持ちでいるので、油断だらけ。
ウォールオブデスして誰かにあげてもらってサーフして、とてもあげれそうもない大柄の人をみんなであげたりして大興奮。
二回目のサーフで降りた時、しめていたはずのボディバッグの口が開いていることに気がついた。
ボディバッグは巨大キツネ祭りのグッズのだ。
今回は移動の時、ライブの時にこれを着用している。
ちょうどいいサイズで重宝しているが、唯一の欠点はサーフすると口があいてきて、中から物が抜け落ちるということである。
何か落としてないかバッグの中をさぐるとスマホがどうもない。
やっちまったかと思いつつも、まだTHE ONEもあるし、きっと出てくるだろうと信じて、またサーフであがったり、約2年ぶりにピットに帰ってきたライオンアニキをあげたりして、大騒ぎ。
終演後、ビールを飲んで、さてスマホをさがすか。
まずは柵の前にいるセキュリティに尋ねる。
下の私と同じ服を着た人に聞けとのこと。
下に行ってるみるがインフォメーションみたいなものもないし、よくわからない。
またピットに戻ってくると、黒人の女の子ふたりが、スマホなくしたの、私たち地元だからさがしてあげると言ってきてくれた。
ありがたい申し出だが、その担当のセキュリティを探さないと、下の方まで降りてみると、出口付近にセキュリティがいて、手にiPhoneSEを手にしている。
これはもしかして私のか?
私はピットでiPhoneをなくしたというと、待受画面を見せてくれる。
間違いない私がUSAで撮影したSU-METALとMOAMETALだ。
自分のだという証拠に画面ロックをはずせと言われて、指紋認証。
間違いない!
てことで、20分ぶりぐらいにスマホが手元に戻ってきた。
心配してくれてる人に報告にピットに戻ると思った以上にたくさんの人が心配してくれて、こっそり数人に言っただけのつもりだったのに・・・ありがたい。
黒人の女の子たちは双子の二十歳だそうで、お礼に持っていたものをあげると、どこかで買ってきたアメをお返しにくれた。
BABYMETALを気に入って、BABYMETALが好きな日本人と繋がりたいと思ったみたい。
いい娘たちだった。
追伸
そういえばこの会場では撮影が禁止でした。
最初、私の目の前のセキュリティがステージを撮影しだしたのでいいのかと思ったら、やはり注意。
途中でどこかから指示があったのか、自分のスマホで動画見出して、こちらの角度からの動画かペリスコがあがっていると思われたのか、隣に立っていた女性がしつこく注意されていました。
彼女は撮影していなかったので、完全に濡れ衣。
ペリスコ配信はかなり気にしているみたいですね。