ロサンゼルス ライブ【BABYMETAL WORLD TOUR2016観戦記】

2016年7月15日

朝3時半とかに起床したと思う。

何時に帰ってきたんだっけか?

多分、1時とか2時。

BABYMETALのライブ観に海外行って、日本に戻ると、一日中眠たくて、時差ボケひどいとか毎回言ってるけれど、単純に無理しているからかもしれない。

ホテルの前でUberを拾おうとiPhoneを操作したら、タクシーしかいないからとタクシーを呼ぶモードになった。

Uberは便利がいいのだが、例えば空港から呼ぼうとすると来てくれる場所が決まっていたり、多少の操作ミスで、ピックアップポイントがズレたりするのが面倒くさい。

目的は飛行機の時間に間に合うことなので、最後は多少の無駄使いは仕方ないということになってしまう。

本当はよくないんだけど。

今回の西海岸ツアーでは、日本からも行きやすいということで、サンフランシスコ、ロサンゼルスの参戦者は多かった。

空港ではつい先日、BABYMETALグッズの通販サイトアスマートが発売したマイクロラゲッジを持っている人がいて、みんなで撮影大会。

思った以上に大きい。

ちなみに右が私の鞄である。

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飛行機は朝6時発。

サンフランシスコ発、ロサンゼルス行きだ。

空港を降りると、日本人のファン6人が一緒になり、すぐに話しがまとまり、会場に大きめのタクシー一台で行こうということになった。

最近、こういう結束が簡単にできあがるので楽だ。

会場に到着したのは午前9時過ぎだっただろうか。

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既に50人以上の人が集まっていた。

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8割は前日のサンフランシスコには参戦してない人で、2割はレンタカーなどでサンフランシスコから走ってきた人たちだ。

まだライブ開始まで12時間以上あるというのにみんな熱心。

まぁ、人のことを言える立場ではないが、私は今回、チケットが違うために並ぶ必要がない。

そのことについてはまた改めて。

とりあえず、なんか食べますかと、相方と会場のすぐとなりのDenny’sに行った。

この店はアメリカに住む人たちが口をそろえて、死ぬほど不味いという評価の店。

興味があったので入ってみたが、人生ではじめてパンケーキを残したので、そんなに間違ってないということだろう。

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がさつな私でも、おい、盛り付けっ!と言いたくなる。

それでもかなり流行っていたので、現地の人には愛される要素があるに違いない。

並ばなければいけない相方を置いて、私はホテルのロビーでお昼寝。

その後、サンフランシスコでもらったポスターをなんとかしなければとまずは紙管を買いに行くことにした。

といっても、ポスターを入れる筒、紙管なんてどこで買えばいいかわからない。

仕事柄、いつも事務所に沢山置いてある紙管だが、日本国内でも、知らない町で、急に紙管を買おうと思ったら、結構悩むことだろう。

地元在住のデザイナーの方ならばわかるはずとツイッターのDMで教えてもらったところ、Post officeまたはStaplesだとのこと。

近くのPost Officeに行ってみたところ、売ってはいたが、残念ながら、適当なサイズがない。

もう少し大きいのないのかと質問したところ、Staplesに行けとのこと。

なんですか?! Staplesって。

調べてみたところ、アメリカ最大のオフィス用品店のお店の名前だそうで、歩いて15分ぐらいのとこにあった。

紙管も様々なサイズのものがあり、あらためてPost Officeに行って、あら、あなた、買えたのね、とおばちゃんに言われて日本に送付完了。

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さて、そんなこんなで夕方となり、結局、ロサンゼルスでも観光は一切なし。

会場近くはさらに人が増え、気合の入った人もかなりいる。

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ロサンゼルスのこのライブほどチケットがややこしかったところはない。

まずチケットの種類が3種類あるのがよくわからない。

PIT

FLOOR

SHEET

PITというのは、どうやら、ステージに一番近いオーケストラピットのような位置だとのこと。

FLOORはその上の段の立見席とのことらしい。

SHEETはその更に上にある座席がある席になる。

この3種類の意味だけでも、情報が錯綜しているのに、その上、いつものVIPもある。

入場はまずはVIPが優先となる。

VIPは他にも特典があるが、優先入場が一番の特典なので、座席指定がある椅子席でVIPの意味はない。

PITはもちろん、大いに意味がある。

FLOORは、FLOORの最前に行けるならば意味があるかもしれないというところがよくわからなかった。

そして更にややこしくさせたのは一ヶ月ほど前にメールで案内が来て、別にテーブルVIP席を設けることになったということ。

どうやらFLOORの中にテーブル席が用意され、そこで飲食しながら、ライブ鑑賞ができる。

優先入場の権利もあるらしい。

PITのチケットは発売瞬時に売切れて買えず、VIPもまだ買ってなかった私はアメリカ在住の方が動き始めたのに便乗して、テーブル席の仲間に入れてもらった。

まず開場よりも1時間早く、入場させてもらい、飲み物は別料金になるものの、軽食は無料というバーに案内された。

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ここがまず雰囲気があり、VIP気分が味わえて、良かった。

係の人に案内されて会場に案内されたのはVIPの入場が開始されてから30分ほどだろうか。

案内されたのは、ふたつめのフロアの端に設置されたテーブルで、今日はここから観賞ということになるのかとワクワク感が高まった。

係の人があなたたちはPITのどこに行っても良いということを説明されて驚いた。

正直、テーブルから離れてはいけないし、PITに降りては絶対にいけないと思っていたからだ。

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この画像は同じ会場の別のライブの時のもの。

真ん中あたりに柵があり、私達はその上の端に設置されたテーブル。

更に、発売時に瞬時に売切れとなった下のPITにも行ってよいということになったわけで、なんか申し訳ありませんという状態である。

既にVIPのほとんどが入場が終わっているはずで、最前近くは埋まっているものの、なんか様子がおかしい。

次の柵のところに誰も人がいないのだ。

確か、ここからがFLOORで、FLOORでVIPを持っていた日本人も沢山いたはず。

私の相方もそれだ。

さがしてみると、なんとその上のフロアの柵の最前をみんな陣取っていた。

なんで?

なんと、FLOORは私達のテーブルの上の上しかダメとのこと。

VIPは100ドル以上、テーブルは4人で300ドルだったので、ひとり75ドルで、こっちの方が安い。

結局、私は他のテーブルの仲間と同様、テーブルを放棄し、2つめの柵の最前を陣取った。

ここは今まで見た中でも一番ぐらいに見やすいポジション。

日本のZeppなどにも2階席はあるが、まず距離が断然短い。

高さもそれほどなく、ステージをほんの少し上から見ることになる絶好の位置。

PITの観客がステージを遮ることもない。

そうこうしているとあちこちで動きがあった。

上のFLOORにいた人がスタッフと話をした結果、75ドルでPITに行けるチケットが買えるとういことが判明。

みんなそれを買いだして下に降りてきたのだ。

更に2番めの私達がいたフロアに人が少ないということだったからか、VIPチケットを持っている人は降りてもいいということになったらしい。

日本でもあるかもしれないが、海外ではこういうことが多々ある。

事前には調べても調べきれないことがあるので、状況に応じて、あちこち情報を集めて機敏に動くことが大切だ。

01:BABYMETAL DEATH
02:ギミチョコ
03:YAVA!
<神バンド・ソロ>
04:CMIYC
05:アモーレ
06:META!メタ太郎
07:Sis Anger
08:メギツネ (C&R)
09:KARATE (C&R)
10:ROR
11:THE ONE
<アンコール>
12:IDZ ―確定―

さて、なんとか83枚画像をまた切り出したので、ご覧あれ。

ライブの内容は私の解説よりも、画像が語ってくれるはず。

そして、ベストポジションだったということもわかってもらえることでしょう。

ただ、ライブ終了後に私にいいことがあったので、それだけは読んでください。

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15 July 2016Los Angeles

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下のPITが異常に盛り上がっていて、あそこに飛び込みたい衝動になんどもかられたのたが、途中のセキュリティがストップをしているようで断念。

まぁ、それでも十二分にライブは堪能できることができた。

いつも海外では行けるならばと最前に行ってしまうので、この少し下がった感じは新鮮。

熱狂する観客越しのステージというのもいいものだということがよくわかった。

毎回じゃなくていいけど、ただ、あの熱狂の中にライブの中の短い時間でもいいから身をおきたいとも思った。

かなり贅沢なことだとは自分自身思う。

そんな気持ちを察してか、終演時に神バンドが会場に使用したピックやスティックを投げ込む時に奇跡が起きた。

ドラムの青山さんが最後に投げたスティックは、大きく弧を描き、なんと私の頭上に来たのだ。

投げる前に私を見ていた気がしないでもない。

うん、間違いない、これは私に向かって飛んできている。

しかし、問題は、これをうまくキャッチできるかだ。

だいたい、この年令になると、急に腕をあげただけで、痛くなったりするのだ。

来てる、来てる、来てる。

それりなりに距離があるため、みんなの視線が私の頭上のスティックに来ていることがわかる。

息子とキャッチボールをしたのはもう10年以上も前。

千載一遇のチャンスを私は手に入れることができるのか。

これが私の人生を象徴しているとも言える。

両手をあげる。

スティックはくるくると回転しながら飛んで来るので、タイミングをはずせば、手でバウンドしてしまう。

最後は適当に、私の手のひらをパーからグーにした。

両方の手のひらに木の材質を感じた。

えっ、取れた?! 取れちゃったよ。

それもガッシリと両手でスティックの真ん中を掴んでいる。

が、次の瞬間、そのスティックの横の空いた部分に外国人の手が来た。

スティックを右にふり、左の手を振り払い、今度は左にふり、右の手を振り払おうとしたがしつこい。

もう、終わってるんだよ、と言いながら、なんどか左にスティックをふって、彼の手を振り払い、青山さんのスティックは私のものになった。

いやぁ、これだけ行っていたら、さすがにいろんなことがある。

この後、みんなでBABYMETALのロサンゼルス聖地に行ったのだが、長くなったので、これは次の時にでも。