AP MUSIC AWARDS 【BABYMETAL WORLD TOUR2016観戦記】
2016年7月19日
シカゴの空港にレンタカーで送って頂き、チェックイン。
飛行場の中で日本に帰る人たちと朝食。
その後、飛行機が同じ別の日本人の人たちと合流。
シカゴから最終目的、コロンバスに移動。
大げさと思われるかもしれないが、毎度、毎度、本当に行って帰ってこれるかと思う。
今までの経験上、一度も帰って来れなかったことはないのだが、きっと予期せぬトラブルに巻き込まれて、どこかで命を落とすに違いない。
なんてことを考え、会える友人には会ったりしてから毎度海外に出かけているのだ。
どうやら今回も最終目的地まで辿り着けそう。
なんとかなるもんだということが口癖の友人ファンの言葉がよみがえる。
コロンバスでは空港かる歩いてすぐのホテルを予約。
まずはホテルに荷物を置き、準備を整え、Uberで最後の会場に向かった。
最後はAP MUSIC AWARDSという音楽雑誌の授賞式で、BABYMETALもライブも予定されている。
ロサンゼルスなどにあれだけ沢山いた日本人のファンもコロンバスではかなり減ってしまい、8人ぐらいだろうか。
正直、私なんかが来ていいのかという気持ちもあるにはあるが、お金を払ってチケットを買っているわけで、チケット
さえ持っていて、現場に来ていれば資格はあるということでいいだろう。
今回、あちこちで海外でのチケット購入のトラブルについて書いてきたが、ここも難しかった。
なにしろ英語の説明を読んでも、違いがわからないのだ。
一番高いチケットはペアで2000ドルというもので、アーティストに会えて、さらに授賞式の最中にお気に入りのアーティストの横のテーブルに座れるなんて書いてある。
しかし、2000ドルというの高過ぎる。
4月2日のイギリスのウェンブリーライブから帰国してすぐの頃。
4月5日、ニューヨークのレイトショーというテレビ番組にBABYMETALが出演するという時に、そのレイトショーを観に行ってるという人から連絡があった。
一緒にそのチケットを買いませんか? とのこと。
先ほどのなんとかなるもんだぜが口癖の方で、なんとかなるかとチケットをすぐに見てみたが、既にその時点でソールドアウト!
しかし、VIP席という250ドルはあり、なんだか2000ドルを見てしまったから、格安に思え、購入してしまっていた。
そして忘れもしない6月にスイス公演で待機している時、AP MUSIC AWARDSで、PIT席が発売になったという
ニュースを聞いた。
えっ?! VIP席とPIT席、なにか違うの?
どうもVIP席は椅子があり、PIT席はステージのすぐ前のスタンディングだとのこと。
レッドカーペットなどを真横で見る権利はVIP席にはあるが、PIT席にはない。
なんとかなるぜ!は金持ちアニキなので、迷わず、PIT席も買った。
更によくわからないが、一般席まで買っていた。
私は迷った。
お金に余裕があるわけではない。
しかし、そこまで行って、あっちの席の方が良かったと後悔するということは最悪だ。
ヨーロッパから帰国してから、考えに考え、PIT席も買うことにした。
ちなみに、チケットなんてリセールで売ればいいじゃんと思われるかもしれないが、海外のチケットをリセールで売るのは簡単ではない。
海外発行のクレジットカードが必要だったりして、個人的に売り先をさがすぐらいしか方法がないのだ。
会場にはあっさり到着。
思った以上に立派な施設て驚いた。
レッドカーペットの位置もわかったし、そこですでに待機していた外国人の顔なじみの人たちに聞き、ウィルコールの場所もわかった。
海外チケットでよくあるこのウィルコールというのがまた厄介で不安にさせる。
チケットとしては主に3種類。
紙のチケットが自宅に送られてくるもの。
メールに添付などされたチケットを印刷してくるeチケット。
そして現地で名乗ったり、予約番号を書いた紙やパスポートなどの身分証明書を見せたりして交換してもらうウィルコールだ。
今まで何度もやってきてダメだったということはないが、手元にないだけに不安はある。
そういえば、ダウンロードUKの時のウィルコールでは、なぜかダウンロードパリの予約した紙を持って行って少々手間取ってしまった。
係員に名前を名乗るとリストから私の名前をさがし、ないという。
何度もさがしてもらうが、ない、とのこと。
えっ?! そんなはずはない。
ちゃんと予約番号もあるよ。
で、VIPとPITの2枚あるはずだ。
結局、リストからは見つからず、あっちのチケットオフィスに行けと言われ、なんとかさがして行くと、今度は先程のテントに行けとのこと。
とぼとぼと暑い中、また戻ってきて、気の良さそうなおにいちゃんたちが、ボソボソと相談しはじめた。
どうも、名前でエラーになっているリストがあるらしい。
そのリストの名前は「Wembley」。
ウェンブリー?
お前、ウェンブリーって、ウィルコールの時に名乗るって書いたんじゃないのか?
横にメールアドレスが書いてあり、間違いなく、それは私のメールアドレスだ。
確か、この時のウィルコールでは、自分の名乗る名前を書けみたいな感じだった気がする。
BABYMETALのウェンブリーライブを観た後で、猛烈に興奮していた時に申し込み、その勢いで書いてしまったのだろうか?
記憶はないが、そうに違いない。
結局、気の良さそうなおにいちゃんたちからチケットをもらい無事チケット問題は解決。
と言いたいところだが、そのとき、私は1枚しかチケットを渡してもらえず、あとでもう1枚もらいに行ったということも
あった。
まぁ、なんとかなるもんだぜということだが、本当はなんともなってなかったかもしれない、危ないところだ。
さて、このAP MUSIC AWARDS については散々報道もされたし、動画も流れているし、私なんかよりも、読んで頂いている方の方がよくわかっているかと思うので内容の説明は省く。
説明できないし。
私として重要なのは4時から6時の間のレッドカーペットでのアーティストの入場とライブパフォーマンスである。
まずは炎天下の中、VIPエリアで、BABYMETALの登場を待つ。
4時から次々とまったく知らないアーティストが入場を開始をはじめるが、BABYMETALはなかな出てこない。
格からしてすぐだろうと思ったのがあまかった。
アーティストによっては、レッドカーペットの脇の柵の外にいる私達のところに駆け寄り、一緒に写真を撮影してくれるようなこともある。
オール・タイム・ロウの時は、後ろにいた女の子が大熱狂しはじめたので、最前にいた私は交代。
彼女はしっかりとツーショット写真をiPhoneにおさめていた。
BABYMETALはないでしょう。
あっても恥ずかしくできないでしょう。
でも、できちゃったらどうしようか。
平均年令50才が3人横に並び、そんなことで悩みながら、登場を待った。
BABYMETALの3人が歩いてきたのは5時半過ぎ。
スタッフも一緒で、とにかくファンとの一番遠いところを歩かせ、途中で立ち止まらせないようにしているのがわかった。
まぁ、そうだよね。
逆にそれはそれでホッとした部分もある。
こんな感じでBABYMETALは現れた。
考えたら、BABYMETALはライブでもMCはないし、テレビ番組で話をすることもほとんどない。
素の姿というのをほとんど見る機会が持てないアーティストである。
その戦略はすごく良いと思うし、その演出でここまで夢中になっている部分もある。
ビジュアル的にもライブ中の姿しか見ることはできない。
なので、今回のようなただレッドカーペットを歩いてくるというイベントは超貴重なのだ。
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誤解ないように正直な感想はまず小さいということ。
他の大きな外国人たちに囲まれていたからということもあるかもしれないが、小さく華奢だ。
そして衣装こそBABYMETALではあるが、普通の女の子たちである。
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はっとするほどかわいいかと言われればそんなこともない気がする。
ただ、性格がよさそうなところがあちこちで感じられた。
それは教育のたまものなのか、演じているのかわからない。
とにかく佇まいを見ているだけで、性格が良さそうだなという印象を受けた。
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私はこの夜のAP MUSIC AWARDSのライブパフォーマンスで、45回目のBABYMETALのライブを見ることになる。
その私がレッドカーペットにいるBABYMETALを見た一番の感想は、この子たちがBABYMETALなんだ、だった。
特にSU-METALは別人だ。
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もう、何を書いているかわからなくなってきたが、画像を見たら、わかってもらえるはずだろう。
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レッドカーペットでのBABYMETALの入場が終わってから、会場に入った。
250ドルのVIP席で驚いたのは物凄い席数があること、そして、ただのスタンドの座席のことだったこと。
VIPというぐらいだから、テーブルが用意されているのかと思ったが、普通の観客席だ。
VIPはハズレだったが、PITは逆に大当たり、ステージの真ん前だ。
そしてBABYMETALと書かれたテーブルのところまで行き来もできる。
まぁ、結果、BABYMETALだけでなく、他のアーティストもその座席に来るようなことはなかったが、楽しめた。
まぁ、そんなことよりもこの夜のメインイベンントはなんといっても、BABYMETALとロブ・ハルフォードとのコラボ共演だろう。
PITのどこにいてもステージはすぐ近くだから、あえて最前に行く必要もなかったのだが、最前のドセンにいた女性が、BABYMETALの時にかわってあげると言われたので、だったらと入れてもらった。
これまた西海岸ツイテル伝説のひとつである。
どんなライブだったかはもう書く気もしない。
歴史的なことだったということは私の乏しい知識でもわかる。
そしていつものBABYMETALとは違うステージの更なる熱量をPITの最前中央で感じていた。
このライブパフォーマンスはハイクォリティの動画も配信されたし(そこに私も写ってしまっているし)、沢山のプロの画像もあがっているので、今更私の画像なんかあげる必要なないかなと思わなくもないが、私のいた位置から見ていたのは私ひとりなわけなので、どなたかの気づき、感動になればとあげることにする。
Enjoy!
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最前の場所を代わってくれた女性。
BABYMETALのライブパフォーマンスあとも、凄いパフォーマンスがステージでは繰り広げられていたのだが、もうそれどころではなかった。
誰が誘うわけでもなく、みんながロビーに集まり、すごかった、すごかったをとにかく連発した。
ゆいもあがギター弾いたんだよ、と見てきたまま、みんなが見ていたことを口にしたりして笑いあった。
結局、その後のライブパフォーマンスは見ることなく、外国人5人ぐらいだろうか、日本人が6人ぐらいで打ち上げをした。
ああ、また終わってしまったな。
また楽しかった。
日本に帰ってから普通の生活に戻れるだろうか。
一番の問題はそれかもしれない。