BABYMETALウェンブリー・アリーナライブ観戦記1~開演まで
BABYMETALのイギリスのウェンブリーアリーナライブの鑑賞日記です。
音楽のことやステージのことは詳しい方が書かれていますので、私は私のまわりに起きたことと写真を中心にご紹介します。
前日の4月1日。
ヒースロー空港から地下鉄でノロノロと移動してきたこともあり、ウェンブリーアリーナについたのは夜の8時頃。
ホテルはウェンブリアリーナの近くに予約してあったのですが、チェックインする前に様子を見に行こうと来てみると、南側の通路に30人ぐらいの方が集まっていました。
中には徹夜する気満々で寝袋を持参している人もいて、これはとても勝てません。
顔ぶれを見てみると、外国人の方が半分以上。
徹夜する外国人の方がこんなにいるなんて本当BABYMETALは凄いなんて思いながら、ホテルに行って、食事をして睡眠。
ちゃんと休んでおかなければ戦えませんからね(笑)
当日の作戦をいろいろと考えます。
海外では早く並んだ順に入場できるのが通常で、日本のように整理番号といったものはありません。
シートならば関係ありませんが,、スタンディングのチケットの私は入場の順番はかなり重要です。
しかし、イギリスにまで来てほとんどの時間をアリーナの前で過ごすのもなぁと普通の人ならば思うことでしょう。
せめて、午前中は街中に出て、HMVなどをまわって、BABYMETALのCDがどんな感じで売られているのか見てこようかな。いっそ、ロンドンの観光でもしてこようか。
結局、考えがまとまらないまま、6時に起きて身支度をしてアリーナに様子を見に行き、そこで顔見知りの人たちと久しぶりの再会、談笑。
ホテルに戻るよりも、ロンドンの観光にするよりもとりあえずここにいた方が楽しいわということでそのまま周辺でうろちょろ。
有志が到着順に番号を手に書いてくれてるのですが、私がもらったのが81番。
これが良番かどうかはわかりません。
普通で考えたら最前取れたとしてもかなり端でしょう。
お昼にはチケット交換を行い、そのまま物販へ。
今回の物販はいろいろと問題があったようです。
とりあえず列が進まない。
それにしても最近つくづく思うのは仲間の大切さです。
昨年、北米に行った時はまったく一人で、どうやって情報を集めるかもわからず困りましたが、徐々に知り合いも増え、今回なんかは様々な情報を事前にも当日にも教えてもらったので、助かりました。
その内のひとつが、今回のステージには出島があるということ。
どうやらスタッフが誰かにもらしてしまったようです。
出島とはメインステージとは別に前に出たステージがあるということで、そうなると花道も最前になりますので最前にいける人数が増えていきます。
みんな、とにかくメインステージに近づこうとして、出島前の最前が私の番号でも意外ととれるかもという期待もわいてきました。
私はダンスが好きです。
集団のダンスはセンターラインで一番キレイにフォーメーションが作られているので、なるべくセンターで見たい。
単純にSU-METALを近くで見たいということもあるんですけどね。
これは待機列に掲げられていた参加者の国々の国旗。有志で持ち寄ったようです。
昨晩から来た人たちが、スタッフと掛け合い、整理番号65番までの人は南側の入り口から少し早く入れるなんてことになったなんて情報が流れてきて、列は混乱。
私は81番なので悩むことなく北側に並んでおくしかありません。
7時入場開始。
昨年は海外のBABYMETALのライブは10回参戦していますので、海外のグタグタには慣れています。
アリーナに入った時、メインステージ近くに行きかけたのですが、いや待てよ、出島の前はこっちだということで出島前の最前をなんとか確保することができました。
といっても、それなりに埋まっていたのですが、顔見知りの日本人の仲間が間に入れてくれた感じです。
ありがとうございます。
一人で参戦していた時は入場してから開演するまでの時間が苦痛で仕方ありませんでした。
特にスタンディングで待たなければなりませんのでツライ。
が、今回は最前で柵をつかんでいたこともあり、周りは顔見知りの方ばかりだったので、これが楽しい時間です。
ふと、柵の棚に紙切れが置いてあるのに気がつきました。
その前にいる方に「それって、もしかしてセトリが書いてありませんか?」と訊くと「あっ、BABYMETAL
death!はじまりです」と言われたので、慌てて、「それ以上いいです」とお答えしました。
スタッフ用のセトリがポロっと落ちていて、1曲めがわかってしまったのです。
これは訊いてしまった私がバカでした。
今回のライブはセカンドアルバムが発売された直後のライブということで、一曲目が何になるのか、みな楽しみにしていたところです。
アルバム通り「ROAD of RESISTANCE」ではないかというのが大半の意見。
しかし、「ROAD if RESISTANCE」は2015年のライブではほとんど最後の一番盛り上がる曲として使用されていたので、最初からは違和感があります。
8時半の定刻になってもはじまろうとしません。
しかし、ぞろぞろと出島と私達の間にカメラマンが続々とやってきて、これは間違いなく出島はじまりだぞと、出島の最前にいる者たちはざわつきます。
8時49分、ライブスタート!
目の前のステージにBABYMETALの3人が登場するかと思いきや、メインステージの2階部分に3人が登場。
あれはKARATEのPVに出てきた3人が戦っていた自分自身の姿です。
あっ、そっちからかよぉ。
その衣装を脱ぎ捨てて、一気に出島まで走ってきてdeathではじめるんでしょ。
そうなんでしょ。
という祈りにも似た気持ちで3人を見つめます。
が、が、が。
いきなり出島が明るくなったかと思うと、ステージの下から本物のBABYMETALが登場。
ステージのダミーにすっかり騙されてしまい、思わぬタイミングで目の前に登場した3人にいきなりテンションマックスになってしまいました。
もちろん一曲目は「BABYMETAL death!」。
最高のはじまりじゃん。
ライブハウスではできない演出に大興奮のライブスタートです。
続きはまた。