グラストンベリーフェスティバルの気になるアイツ 鞘師里保はBABYMETALにいたんです②

2019年のスタートとなった横浜アリーナのライブは金曜日土曜日。

翌週のポートメッセなごやで開催のMOAMETALの二十歳を祝うLEGEND-Mは土曜日、日曜日開催。

曜日があってないのはなぜなんだろうか?!

更に横浜アリーナのスケジュールには最初数時間だけだが、BABYMETALのライブが6/29土曜日、6/30日曜日に開催と紹介されていた。

これはもしかして横浜アリーナは追加公演があり、3DAYSになるんじゃないかと、勝手に期待していた。

しかし、そんな期待のはるか上を行くのがBABYMETALである。

なんと、6/30にはUKで開催の世界最大級のフェス、グラストンベリーフェスティバルに出演すると発表があったのだ。

横浜アリーナでライブした翌日に北半球の逆側とも言えるイングランドでライブするって意味不明過ぎる。

グラストンベリーフェスティバルの発表よりも前に、ブリクストンにあるO2アカデミーでのライブも発表していた。

UK行くならば、単独ライブもしておこうということだろう。

横浜アリーナのライブタイトルは「AWAKENS – THE SUN ALSO RISES

まさにまた陽がのぼり目覚めたBABYMETAL。

ただでさえ大興奮のBABYMETALというのに、とんだものを仕込んであった。

でも、鞘師里保におちるまでまだ少し時間があった。

グラストンベリーフェスティバル

横浜アリーナの翌日、私といつも海外で部屋をシェアしてくれる友人とセントレア発のキャセイパシフィック航空でBABYMETALのUKライブを見るために旅立った。

香港経由で乗り継ぎが3時間ほどあったかと思う。

グラストンベリーフェスティバルのBABYMETAL出演が決まってから、なんとか入場して、現地で見る方法はないか、かなり調べた。

しかし、調べれば調べるほどグラストンベリーフェスティバルのチケットの入手が困難なことがわかった。

BABYMETALの出演が決まった時点でチケットの発売はなし。

そもそも出演者が決まってない時に売り出すチケットが即完売。

顔写真の登録も必要で、リセールサイトにカタログさえもない。

現地に行けばもしかしたらなんとかなるのかもしれないが、ロンドンからそれなりに距離もあり、入れるか入れないかわからないのに行くほどの余裕は私にはない。

泣く泣く断念。配信を楽しむことにした。

配信の時間は運のいいことに香港の乗り継ぎの時間だった。

 

グラストンベリーフェスティバルに登場するアベンジャーズはまだ出ていない3人目なのだろうか。

3人目のアベンジャーズは外国人の可能性もあるぞ、なんて話をしていた。

ステージにいたのはSU-METAL、MOAMETAL。

そして鞘師里保だった。

これが鞘師里保か。

横浜アリーナでまぁまぁ近くで観たものの、顔をはっきり見ていたわけでもない。

顔をはっきりと確認したのはこのグラストンベリーフェスティバルの配信だった。

 

数万と思われるとんでもない数の観客はいたが、いつものBABYMETALのライブとは違うのは明らかだった。

そう、観客はただ見ているだけなのだ。

だからといって焦ったりしないのが、SU-METALとMOAMETALのいいところでもある。

鞘師里保は・・・なんじゃあ、というぐらいひとり気合が入っている、ように見えた。

のりが悪い観客ではあったが、最後はみんな笑顔で手をあげてくれていたし、大成功といっていいライブで、BABYMETALにとってまたひとつ大きな足跡となったはずだ。

https://www.excite.co.jp/news/article/M_on_music_0000352425/

どうなの?!鞘師里保

しかし気になったのは鞘師里保である。

Road of Resistanceは今まで100回はライブで見ていると思うが、こんなの見たことないというほど荒ぶっていた。

途中、馬にのり、ムチを叩くようなダンスがある。

鞘師さん、そんなに強く叩いたら馬がかわいそうだよ。

BABYMETALの馬はそんなにしなくても元気に走るんだから。

お立ち台では壊れないか心配になるほどぴょんぴょんはねていた。

まるでひとりで数万の観客と戦っているようだった。

そして終わったあと、肩を上下に揺らし、息切れしていた。

だから、言わんこっちゃない。

BABYMETALファンの中からは、鞘師里保ってのは体力ないなぁ。

SU-METALやMOAMETALは息切れなんかせずにこなしているのにという声を耳にすることもあった。

いやいや、と思った。

あそこまで荒ぶれば息切れするでしょう。

そして、フォックスサインをつくった右手をあげ、ステージから立ち去る時に、鞘師里保はその右手をバイバイするかのように振っていた。

あちゃあ、それしちゃう、と思った。

そこは振らずにクールに立ち去るのがBABYMETALの美学でしょうに。

やっばり、他のところで長くいた人は文化が違うのかなぁ。

BABYMETALに来たからにはBABYMETALの流儀に従ってもらいたいなぁ。

 

すごく一生懸命だったのはわかった。

モーニング娘時代には味わったこともないほどの大舞台だったのだろう。

顔もかわいいとは思えないし、顔も大きめだし、カラダも横に大きそうだし、BABYMETALにあってないんじゃないかなぁ。

モーニング娘の絶対的エースと言われてたらしいけど、どこに魅力があるんだろう。

中学生の頃に輝いてたとしても、二十歳を過ぎてまで輝けるわけじゃないしなぁ。

まぁ、ブリクストンのライブも鞘師里保だろうし、じっくり見せてもらおうじゃないか。

今、こんなにはまったからこそ書けるが、その頃の鞘師里保の印象はそんな感じだった。

 

恋愛マンガを読めばわかる通り、恋のはじまりというのは不快感だったり、違和感だったりする。

なんだよ、あいつ、からはじまるのが恋なのだ。

学園恋愛マンガで言えば、登校途中、知らない失礼なヤツに出会う。

そして学校に行くと転校生として紹介される。あ、あの時の・・・

グラストンベリーフェスティバルは自分にとってまだ登校途中。

なんなんだ、あいつ・・・鞘師里保。