鞘師里保ロス!! 鞘師里保はBABYMETALにいたんです⑨

鞘師里保にとってのBABYMETAL全米ツアーのファイナルはポートランドになった。

ますますイキイキし、可愛くなっていく鞘師里保。

なんか、自分が感じてだけかもしれないが、SNSでは鞘師ブームが起きているように思えた。

11月はMETAL GALAXY TOUR in JAPANということでさいたまスーパーアリーナ2days、大阪城ホール2daysのライブが予定されていた。

その間に香港のフェスに出演という横浜アリーナ&ボートメッセなごやのような詰め込みスケジュールである。

香港のフェスはヘッドライナーということで、出演時間が遅く、アベンジャーズはほぼ鞘師里保だろうと言われていた。

しかし、デモの激化で安全が保てないという理由で中止。

鞘師ファンの一部も行くことを予定していたというのに残念なことになった。

 

それまでのアベンジャーズと言えばツアーの初日は必ず鞘師里保だった。

横浜アリーナ、ポートメッセなごやがそうだったように、同一会場で2daysを行う場合、アベンジャーズは変わると思われていた。

BABYMETALは現在、2days同じ会場でライブを行ってもセトリはまったく同じだ。

そうなると二日間で変化をもたせられるのはアベンジャーズだけとなるので、アベンジャーズの変更は必須と私も思っていた。

理由ははっきりとわからないが、さいたまスーパーアリーナ2日目も岡崎百々子の出演だった。

ライブ後の沢山知り合いになっていた鞘師里保ファンのどんよりとした顔は忘れられない。

さいたまスーパーアリーナ2daysに行けばどちらかで必ず鞘師里保が見られると信じていた鞘師里保ファンからはガッカリする声もあがっていた。

 

大阪城ホールにはさすがに出てきたが、さいたまスーパーアリーナと大阪城ホールと比べた場合、格上なのはさいたまスーパーアリーナだろう。

何か今までと違った流れを感じざるを得なかった。

BABYMETALの運営としてはBABYMETALのライブなのだから、鞘師里保だけを楽しみにきてもらっては困る、ということもあるのかもしれない。

さいたまスーパーアリーナ初日のライブ後は私が幹事をし、鞘師里保ファンに集まって頂き、鞘師会を開催。

一気に鞘師里保ファンの仲間が増えていった。

 

大阪城ホールへの移動は9月に知り合った鞘師里保ファンも一緒に同乗。

ライブ後は鞘師里保ファンで集まってご飯を食べた。

確実にBABYMETALのライブ会場に鞘師里保ファンは増えていたが、BABYMETALにとってはそれをどうとられていたのだろうか。

気にもとめてなかったことかもしれないし、思惑と違い戸惑っていたのかもしれない。

 

2019年12月のBABYMETALはZeppダイバーシティで2daysのTHE ONE限定ライブを開催。

2016年4月、METAL RESISTANCE発売月の出演依頼のミュージックステーション。

2015年以来のカウントダウンジャパンフェスティバル出演というスケジュールだった。

 

ZeppダイバーシティのTHE ONE限定ライブは初のLINEチケットでリセールが行われた。

このリセールが大変だった。

抽選ではなく、誰かが出した瞬間に確保できた人が買えるシステム。

そのため、買えるまで何時間でもスマホやパソコンを操作しつづけなければならない。

努力したものが報われるシステムとも言える。

 

シアトルで知り合った女の子は鞘師里保が出るかもしれないと時間がある限りずっとスマホを触っていると連絡があった。

リセール最終日の残り数時間のところで二日目の1枚も購入できたと喜んでいた。

 

当日、鞘師里保が出てくるかもしれないからと一緒に下手の最前ブロックにつっこんでいた。

岡崎百々子だった。

そして二日目も同じように下手の最前ブロックにつっこんでいて、でも岡崎百々子だった。

 

ミュージックステーションのBABYMETALのアベンジャーズはなんと7月7日のボートメッセなごや以来の藤平華乃だった。

アミューズだからという理由だろうか。

全米ツアーを支えてきた鞘師里保と岡崎百々子を差し置いて、いいところだけ持っていってと正直思った。

 

カウントダウンジャパンフェスティバルのBABYMETAL出演は初日。

欅坂46、BiSH、King Gnu、Official髭男dism、あいみょんなど勢いのある人気グループの出演があったため、チケットの確保はかなり難しかった。

特にBABYMETAL出演の発表があったのが遅く、そこからチケットの購入はかなり困難だったため、泣く泣く不参加だった人も沢山いたフェスである。

私は運良くチケットが当選、娘と一緒に行っていた。

シアトルで出会った女の子もチケットが当たって来ていた。

そこでも出てきたのは岡崎百々子だった。

 

これはもしかして、鞘師里保は既にBABYMETALのアベンジャーズではないのではないか。

そんな声も出てきていた。

 

2019年はライブ中はさすがにあるものの、それ以外でアベンジャーズが一緒に写るような画像は一切なし。

インタビューなどもすべてSU-METALとMOAMETALのふたり。

DARK SIDEでは公式があげる集合写真に平井さやや佃井さんや丸山さんが写っていることはあったというのに、徹底して出さない。

さすがに幕張メッセは予告もあったし、出演があるだろう。

もしかしたら、それが最後になるかもしれないなぁ。

なんて思ったりしていた。

 

アベンジャーズというのを発明してくれたおかげで鞘師里保に出会えてBABYMETALがより一層楽しくなったというのに、鞘師里保がいないと楽しくない。

気分があがらないようになってきていた。

SU-METALもMOAMETALも、もちろん岡崎百々子も藤平華乃も、そして東西の神バンドも素晴らしいのはかわりないが、鞘師里保のことが好きすぎてしまいバランスを崩していた。

EPISODE Ⅷが長過ぎたのだろう。

EPISODE ⅦのDARK SIDEは5月から12月までの7ヶ月。

最後の12月は蛇足的な感じだったので実際は11月の神戸までだったので半年だった。

EPISODE Ⅷは6月からはじまり予定があるだけで翌年の6月までの13ヶ月あることになる。

そして、その後、あの悲劇を迎えることになるのだが、それはまたの機会に。